こんにちは!
漫画大好きブロガーの猫山田です。
今日も、私が紹介するまでもない有名な作品をレポっていきます。
今回は、「ピアノの森」
2007年に実写化されており、アニメにもなっていて、既に多くの方に愛されている作品です。
私もずーっと読もう読もうと思ってたんですけど、
なんせ全26巻。
しかも1冊500円なので、電子で買ってる私は、全巻買うと13000円とかしますからね。
そして、読み出したら絶対続きが読みたくなって一気に26巻揃えるはめになりそうだなぁと思ったので、躊躇してたんですよねぇ~。
でも、ついに読んでしまいましたよ。
丁度3連休だったので、3日かけて全26巻イッキ読みしちゃいました♪
ピアノの森
ピアノの森は、環境の劣悪な歓楽街で育った少年カイの成長を、ピアノを通して描かれたストーリーです。
歓楽街の裏手に広がる森の中に捨てられたグランドピアノを弾いて育ったという設定で、「ピアノの森」
歓楽街で日々仕事の雑用をさせられ、夜な夜な森のピアノを弾いている以外はごく普通のやんちゃな小学生として過ごしていたカイでしたが
かつて事故によってピアニスト生命を断たれた音楽教師の阿字野にピアノの才能を見出され、ピアニストへの道を歩き出します。
カイの成長や、その圧倒的なピアノの才能を読者として見守っていくわけですが、
阿字野先生とカイの師弟関係がすごく愛情深く描かれていて、
すごく温かく、ジーンとした気持ちにさせてくれます。
特に21巻!!
それまでに、カイが手の治療で有名なドクターのいる病院で目撃されており、
カイの手はどこか悪いのでは?
ピアノを続けられなくなっちゃうの??
…という感じをにおわされていたのですが、
この21巻で、
カイは、事故で動きが悪くなってしまった阿字野先生の手を治そうとしてたんだ!!
…とわかるシーンがあるのですが、
もう、そこが泣けるんですよねぇ…。。
さらに、阿字野先生も、カイの練習に役立てるようにと、一生懸命ピアノの練習をしているのです。
また、カイと先生の師弟関係だけじゃなくて…
幼少期から、カイの才能への嫉妬に苦しんでいた、ライバルの雨宮君が21巻でぐんと成長するところがあって、そこもすごく見所!
主人公のカイは、天才だし性格もいいし、それでいて努力家なので、成長といっても安定感がありますが、
対してライバルの雨宮君は秀才タイプ。
コツコツと技術を完璧に鍛えてきたものの、自己表現がうまくできず、いまひとつだった彼ですが、
ピアニストとして開花し、カイへの嫉妬心や父親の存在すら乗り越えるという成長を見せてくれるのが21巻。
典型的な日本人の秀才タイプな雨宮君のこの成長は、きっと励まされる人が多いと思います。
こんな感じで、カイの才能と、少年たちの成長と、深い師弟関係や友情が丁寧に描かれた作品です。
同じく音楽の天才を扱った「のだめカンタービレ」のような、笑いありのライトな感じではないですが、
全26巻で読み応えあり、読んだ後には自分も少年たちとともに成長できたような気持ちになれる作品です。
もう30過ぎてますけどね。笑