こんにちは、猫山田です🫶🏻
そういえば…と、ふと思い出した話なんですけど
私は職場にちょっと苦手な人(Aさん)がいます。
Aさんは、私の職場の先輩。
私に対しては、もともととっても好意的に接してくれていたんですが
悪口がとても多い人。
いつも、「あの人が嫌いだ」「この人が嫌いだ」という話がとても多くて…
それだけならまだ良いのだけど、その悪口に対していつも同意を求めてくるような言い方をしてくるので、本当に本当に苦手でした。
しかもいつも、実際にAさんがなにかの被害を被ったことがある…みたいな話ではなくて
もう完全に、「お前の母ちゃんデベソだろ」レベルの悪口なんですよ…(;ω;)
仕事が嫌だとか、あの人のこういうところが苦手なんだとか、そういう感じで愚痴ってしまうことは人間ならあると思うけど…
もう憶測というか、事実とは異なることまで言い出して、「あいつは絶対こういう奴だ!」とかいい始めたら、それはもうただの悪口…。
それでですね。
最近、職場で仲良くしてくれている人たちと集まって食事をした時に
たまたまそのAさんの話になったので
思い切って
「私はAさんが嫌いだ」
と、言ってみました。
「いつも人の悪口ばっかりで、それに同意を求めてくるのがとても嫌だ」
と、言ってみました。
するとどうでしょう。
なんて気持ちがいいんだ!
嫌いだって言ったらスッキリした!
しかも、その日集まった皆さんの中に、私の気持ちに同意してくれる人もいて
同意を得られた気持ちよさも感じたし
“人の悪口を言う私”を肯定してもらった安心感もありました。
私の言ったことは、私の定義でいうと“愚痴”に該当するんだけど
数人で、特定の人物に対する愚痴で同意があるという気持ちよさを感じるっていうのは
もう私もAさんと同じことをしたってことになると思います。
でも、それでも自分の言いたいことが言えたスッキリ感と
愚痴に同意をもらえる気持ちよさを許して
私も愚痴を言いたい人間なんだ。
私も嫌いな人を嫌いだと言いたい人間なんだと認めて許しました。
そして同時に、Aさんを嫌いだ!と言うことでAさんの悪口への同意を求める姿勢に関して、私がハッキリと拒絶を決意したということにもなったんだなぁと思います。
その仲良しさんたちとの集まりの少しあと
職場でAさんと関わる機会が2回ほどありましたが
なんとAさん、悪口がゼロ!
(゚o゚;;
普通に普通の話をするだけでした。
Aさん、普通に話してれば面白い人だったんだよな、そういえば。
なんて思い出したりもして…。
私は、あんまり人を嫌いになることがないと思っていました。(同性に限るけど)
誰かを嫌いだと感じていい場合は、相手側に圧倒的な非がないといけないとも思ってたと思います。
でもそれって、私がただいい子ちゃんでいたくて、人を嫌いになる私はダメだってやってるだけだった。
もう、ほとんど人に対して怒ることもなかったけど
人を嫌いになることを禁じて、誰かへの嫌いを封印する代わりに、その度に私は私のことを嫌いになってたんだと思う。
人への怒りを封じて、誰かへの怒りを見ないふりするたびに、私は私への怒りを募らせてしまったんだと思う。
私も普通に人間だし、なんとなく人のことを苦手だ・嫌いだと思ってもいいし
私が不快を感じたら、一般的に正当性のある理由が見つからなくたって怒ってもいい。
そんな風に自分勝手に人を嫌いになったり、人に怒りを感じる自分のまま
私は私のことを愛してもいい。
それを私に教えてくれるために、Aさんは私の世界で、悪口が多い人の役を引き受けて出てきてくれたんだなぁと…、そんなふうに感じました。
まぁまだ2回くらいなので、Aさんが本当に変わったのかどうかはわからないですけど
Aさんが変わってなくても、
私は知らず知らずに感じていた、Aさんの悪口に同意できないことへの申し訳なさみたいなものはもう感じないで済むので
それだけでもAさんへのストレスはかなり減ると思います。
ただただ「あの人苦手だなぁ」と思って、その人を避けて気持ちよく過ごすという選択でもいいけど、こんな風に苦手とか嫌いだとか感じてしまう人からも愛や優しさを受け取ることができたら、本当に人生って幸せしかないんじゃないか?
…と思った出来事でした♪